中学生のお子様をお持ちの保護者様に、ちょっとだけ知っておいていただきたいことがあります。
帰国子女となるお子さんだけでなく、高校進学希望の中学生のお子さんにいえることですが・・・
ご存知の方も多いと思われますが、今の普通高校…大学進学を主とする高校では、高校2.3年生の授業は文系、理系に別れて行われます。
が、よく考えると、その文系・理系を選ぶのは高校1年生のときです。
文理選択の大まかなスケジュールは
高校1年
5,6月 第1回文理選択希望調査
7月保護者面談
この保護者面談では本人と保護者様の希望をお聞きします
このとき、理系を選ぶ場合は数学の成績に注目もします。しかし7月の段階では希望を重視します。
10月 第2回文理選択希望調査
2学期の中間テストの成績と7月の業者模試の結果を踏まえて、文理選択が適切かどうかと本人・保護者様
と担任を含めて再検討します。ここで数学の成績が大きく響いてきます。
12月 最終文理選択調査
2学期の成績と9、11月の業者模試の成績が文理選択決を決めてしまします。結局、成績が一番影響を与えてきます😩。それも数学の点数が・・・・・
このスケジュールを見てみると
高校生になってたった2か月で文理選択をし、半年後に決定をしないといけない状況です😲。高校生になってから頑張るではちょっと遅いかもしれません😓。そして、さらに知っておいていただきたいのが、中学時代の数学の勉強の仕方が良くないと、高校1年の秋で極端に成績を落とすことが多くみられます。
やってはいけない数学の勉強方法✖
高校入試のためだけの暗記中心(公式を覚えて数値をいれ解く、それも妙に難しい公式を使う勉強は最悪です)の勉強は、高校数学では通用しません。
この勉強方法では、中学で好成績であっても、高校1の秋に急に成績を落としてきます。
その反対に高校に入って、高校数学に適した勉強(一つ一つ丁寧に理解をしながら学ぶ)を半年間を必死に頑張れば高1の秋に確実に伸び上がってくるので、だから文理選択にギリギリ間に合うこともあります😁。(ただし、早めに正しい勉強をしてくれればです。時間との勝負なのです、高1の秋までに成績を上げるのことが必須です。)
そこで、元高校で数学を教えていた私がつよくお伝えしたいのは、「中学生のうちから正しい勉強方法を身につけておいてもらいたい」ことと、「海外在住中にも日本の数学は意識して取り組んで欲しい」ということです。
高校1年生での文理選択において、文系科目が好きで文系を選ぶならいいのですが、理系に行きたいのに「数学ができない」から文系を選ぶのはナンセンスです。文理の選択は、将来の仕事にも大きく影響します。たかが「数学の高校1年生のときの成績」だけで将来を左右してはいけません。
高校に入るだけではなく、高校入学の半年後の文理選択も重要です、気をつけてください!
今中学のお子さんをお持ちの保護者様には、このことを少しだけ意識してお子様の学習を応援してあげると良いと思います。
今回丁度、当受講生の保護者様との教育・進路相談の中で、意外と知れていない高校での文理選択についてをお伝えしました。もしかすると、この状況を知らない方は多いのではないかとブログに書きました・・・(この文理選択は、高校に入いるとすぐにやってくる生徒・保護者の大きな課題です。・・・高1の担任の大仕事でもあります。すべてが上手く行けばいいのですが・・・辛いことも多々あります😞)
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